今回はイタリア語の先生に向けたメールの書き出し方、敬称や末尾をテーマにご紹介していきます!


他にも知りたい方がたくさんいると思い、情報共有します♪
メールの書き出し方って、日本語でもビジネス用だと慣れるまで結構大変ですよね。
イタリア語でよく使われるdear、敬称、末尾の表現は、相手との関係によって使い分けがあるんですよ。
ということで、この記事では、先生宛て以外にも、親しい友人宛て、目上の人向けと分けてわかりやすく説明していきます!
ぜひ使い分けを覚えて、場面にあった表現を使えるようになっていきましょう♪
Contents
イタリア語メールでdearは?

イタリア語でメールを書きたいという方、まずは英語のdear『親愛なるあなたへ』と書き出したいですよね。
よく使われるものは、『Caro (Cara)+名前』になります。

Caro Sayo,(カーロ サヨ)ってことだね!

私は性別が女だからCara(カーラ)になるんだよ!

イタリア語では、メールを書く相手が男性か女性かによって語尾が変わるのが特徴です。
イタリア語を始めたばかりだとなるちゃんのような現象が起こることもしばしば。
頭が混乱してしまっている人もご安心を♪
ここからはメールの書き出しに使えるフレーズの紹介と合わせて、イタリア語の特徴と使う際の注意点を詳しく解説していきます!
親愛なるあなたへ
いくつか種類がある『dear=親愛なるあなたへ』を表す表現をここでご紹介いたします!
まずは一覧を見てみましょう。
- Caro/Cara(カーロ/カーラ)+ 名前
- Egregio/Egregia(エグレーヒオ/エグレーヒア)+ 名前

何か使い分けなきゃいけないとかあるのかな?
そうなんです!
この2つのフレーズは使う相手によって適切なものを選びましょう♪
ここから、ポイントと使い分け方を詳しく説明いたします。
相手が男性か女性かで形が変わる
イタリア語ではかなり重要なルールがあり、先ほどのなるちゃんのように恥ずかしい思いをすることもよくあります。
メールを書く前にこの重要ポイントを押さえておきましょう!

男性と女性の語尾の変化はある規則性があります。
- 男性宛の場合:語尾が-o(例:Caro/Egregio)
- 女性宛の場合:語尾が-a(例:Cara/Egregia)
気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが、CaroやEgregioは男性宛に使われ、語尾が-oで終わっていますよね♪
対して、CaraとEgregiaは-aで終わっているので女性宛ということになります。
カジュアルな言い方とフォーマルな言い方

- カジュアル:Caro/Cara(カーロ/カーラ)+ 名前
- フォーマル:Egregio/Egregia(エグレーヒオ/エグレーヒア)+ 名前
1つ目のCaro/Caraはイタリア語で頻繁に使われている表現になります。
友人など親しい相手にはこちらを使うのがおすすめ♪
一方で、Egregio/Egregiaを使う相手は自分よりも目上の人に使われる、1つ目よりも丁寧な言い方です。
ビジネスでも使えるフォーマルな言い方になります。
ビジネスシーンでよく使う「拝啓~様」
カジュアルとフォーマルな言い方をそれぞれ見てきましたが、より丁寧な言い方が『拝啓~様』ですよね。
イタリア語ではこのように言うことができます♪
- 男性宛:Gentillissimo Signor. (Sig.)+名前(ジェンティリッシモ シニョール)
- 女性宛:Gentillissima Signora. (Sig.ra.)+名前(ジェンティリッシマ シニョーラ)
()内のSig.とSig.ra.は省略した形の書き方になります。


イタリアでは省略して書く人の方が多いってお姉ちゃんも言ってたよ♪
お世話になった方へのメールにはこの表現を使って書いてみてくださいね!
御中

イタリア語にも「御中」という表現があるんです!
会社宛、学校宛て、お世話になったホテル、レストランなどにメールや手紙の宛名の書き方で、『御中』を使いますよね。
そんなときは、Spettabile + 会社・ホテル・レストラン名(スペッタービレ)を使って書いてみてください。
Spettabileも長いのでSpett.と略すことができます♪
部署や個人宛の場合はこれは使われないので注意してください!
親しい相手に使う「~へ」
次に紹介するのはここまでで紹介したものよりももっと手軽に使える表現です。
英語でもdearのほかに、親しい相手のメールなどでtoをよく使われていますよね。
英語のtoは、イタリア語で『Per(ペル)』です♪
イタリアでも実際にとても使われている表現で、メールだけでなくプレゼントするときに添えるメッセージやメモなどにも使えます。
使い方は、Per+名前で表現しましょう♪

from/~よりはイタリア語でなんて言うの?
メールの締めには、『~より』と日本語でも書きますよね。
英語ではfrom Sayoのように『さよより』という言い方をイタリア語ではとても簡単です♪
『da (ダ)+ 名前』(=from + 名前)これだけで~よりを表すことができるんです。

これ以外にも、手紙の最後に名前を書くだけで「~より」という意味として使うこともできます。

イタリア語メールで先生宛ての書き出しや敬称は?

ここからが今まで使った表現の応用になります♪
イタリアを教えてくれた先生宛にイタリア語でメールを書きたいという方はこちらを参考にしてみてください。
- 親愛なる先生へ(男性宛):Egregio Professore(+名前)(エグレーヒオ プロフェッソーレ)
- 親愛なる先生へ(女性宛):Egregia Professoressa(+名前)(エグレーヒア プロフェッレッサ)
- 拝啓~先生(男性宛):Gentillissimo Professore(+名前)(ヘンティリッシモ プロフェッソーレ)
- 拝啓~先生(女性宛):Gentillissima Professoressa (+名前)(ヘンティリッシマ プロフェッソレッサ)
先生宛に書く場合は、丁寧な表現の『Egregio/Egregia』もしくは、『Gentillisimo/Gentillisima』を使いましょう。
そして、先生という敬称は『Professore/Professoressa』になります。
名前は付けてもつけなくてもOKですよ!

実際に先生って、男性も女性もいるので呼び方も変わるんです♪
そして、先生という敬称にもいくつか種類があるのでご紹介したいと思います。
先生の敬称は?
日本語では先生という一語で済みますが、イタリア語では先生っていろんな種類の敬称があるんです。
敬称の種類と、使い分け方をここでご紹介いたします。
- 先生(幼稚園〜小学校、習い事):Maestro / Maestra (マエストロ/マエストラ)
- 先生(中学校〜大学):Professore/ professoressa (プロフェッソーレ/プロフェッソレッサ)
- 教師(職業):insegnante (インセニャンテ)

1つ目は主に幼稚園から小学校までの先生に使われる敬称です。
また、習い事の先生としても使われますが、弟子入りしている師匠もMaestro/Maestraが使われています♪
2つ目は先ほども例文に使用したもので、中学校から大学の先生は生徒たちからProfessore/Professoressaと呼ばれます。
また、ProfessoreとProfessoressaはそれぞれ、Prof.とProf.ssa.と略すことができ、メールなどでも省略形で書くことをお勧めします♪
最後に、Insegnanteは職業としての先生という意味になります。
職業を聞かれて、教師だと答える際にはこれを使うので呼び名と言うよりかは職業名ですね!
先生以外の敬称は?
先生以外にも、『~さん』『~様』という敬称がありますよね!


- ~さん:Signor(Sig.) / Signora(Sig.ra.) (シニョール/シニョーラ)
- ~様:Gentile signor(sig.〜)/ Gentile signora(sig.ra〜)(ヘンティレ シニョール/ヘンティレ シニョーラ)
拝啓~様を表現するときも登場したSig.とSig.ra.は~さんという敬称としても使えるんです!
省略形にしても読み方は変わりませんが、省略してあると読み方がわからなくなりがちです。
Sig.(シニョール) / Sig.ra.(シニョーラ)
省略形も読めるように読み方の練習をしておきましょう♪
イタリア語で先生宛てのメールの末尾は?

最後にメールの末尾について説明していきたいと思います。
英語だと、Sincerely yours,やBest regards,など様々な表現がありますよね。
イタリア語も英語同様色んな表現方法があります!
それでは、カジュアルなものから順番に英語と関連付けてご紹介していきますよ♪
- Best regards:Miglioli saluti(ミグリオーリ サルーティ)
- Sincerely:Cordiali saluti (コルディアーリ サルーティ)/Cordialmente(コルディアールメンテ)
- Sincerely Yours:Distinti saluti(ディスティンティ サルーティ)
これら3つの表現は全て、日本語の「心を込めて」という意味のフレーズです。
どの表現もどんな場面でも使えますが、一般的によく使われるのは、Cordiali salutiなので、これを使っておけば間違いありません!
とは言え、心を込めてという意味は変わらないので自分で気に入ったフレーズをぜひ使ってみてくださいね♪

まとめ

先生宛のメールをイタリア語で書きたいという方、書き出しのdearや敬称、末尾はこれで完璧です♪

先生以外にも使える、イタリア語のメールでよく使われるdearの意味を持つフレーズや敬称もご紹介してきました。
イタリア語ならではの言い回しや、注意点や特徴は覚えるまで大変かもしれませんが慣れるととっても簡単に使うことができます♪

これでまた一歩前進です♪
イタリア語のメールの書き出し、敬称、末尾が分からなくなったときは、いつでもここに復習しに来てくださいね!
先生の敬称とか、メールの末尾の書き方も知りたいんだよね~